ホームページを公開したあと、最初の3か月でやること
ホームページを公開したのに、アクセスが全然ない。何が悪いのか分からない。そんな不安は、公開直後によく起きます。
ただ、公開してすぐに、検索で上位に出るわけではありません。この記事では、Google公式のヘルプなどをもとに、公開から最初の3か月でやっておきたいことを、順番に整理しました。
結論:最初の3か月は「数字を見る準備」と「待つこと」が中心
Googleは、新しいページがクロール・インデックス登録されるまでに、一般に1日から数週間かかると説明しています。登録のリクエストやサイトマップの送信をしたあとも、少なくとも1週間は待ってから、問題があるかどうかを判断するようにとされています。
公開直後にできるのは、検索に載る準備(登録と確認)を整えて、数字を見る習慣をつけることです。順位やアクセス数は、お約束できるものではありません。「いつまでに、何位」とは言えない、という前提で進めます。
公開後に最初に設定する、2つのツール
| ツール | 分かること | いつ設定するか |
|---|---|---|
| Google Search Console | Google検索で、どの言葉・どのページが表示されたか、クリックされたか。検索に登録されているかの確認 | 公開直後 |
| Googleアナリティクス | サイトに来た人の数、どこから来たか、よく見られたページ | 公開直後 |
| (任意)Googleビジネスプロフィール | マップ・検索での店舗情報の表示(実際に来店できる拠点がある場合) | お店の状況による |
2つとも無料で使えます。公開直後に設定しておかないと、あとから「公開直後は、どうだったか」が分からなくなります。
公開後の流れ(目安)
① 公開直後:検索に載る準備
Search Consoleに登録する
Search Consoleは、サイトの持ち主であることを確認してから使います。確認の方法には、ホームページに確認用のタグを入れる方法、アナリティクスで確認する方法、ドメインのDNSに記録を足す方法などがあります。WordPressの場合は、専用のプラグインや手順があることもあります。
注意したいのは、確認用のタグやファイル、DNSの記録を、確認後に消さないことです。消すと確認が無効になり、一定の期間のあとに、権限が失効します。
サイトマップを送る
サイトマップは、「このサイトには、こういうページがあります」とGoogleに知らせるための一覧です。送るのは、ファイルそのものではなく、サイトマップの場所です。WordPressでは、SEOのプラグインが自動で作ってくれることが多いです。
ただし、サイトマップを送ったからといって、すべてのページがクロール・インデックスされるとは限らない、とGoogleのヘルプに書かれています。
トップページを「URL検査」で確認する
Search Consoleの「URL検査」では、そのページが「インデックスに登録されている」か「登録されていない」かを確認できます。まだ登録されていなければ、登録をリクエストできます。リクエストは、数が少ないページ向けの方法で、何度出しても早くなるわけではありません。
アナリティクスの確認と、データの保持期間
アナリティクスには、サイトにタグが入っているかを確認します。数字が反映されるまでには、24〜48時間かかることがあります。
標準のアナリティクスでは、イベントデータの保持期間を、2か月または14か月から選べます。あとで、詳しいデータを使って過去と比べたいなら、14か月にしておくと比べやすくなります(標準のレポートは、この設定の影響を受けません)。
待つ時間の目安
| 何を待つか | 公式の記載 |
|---|---|
| 新しいページが、Googleに載るまで | 公開から、クロール・インデックス登録まで、合計で一般に1日〜数週間かかる(Search Consoleヘルプ) |
| サイトマップ送信・登録リクエストのあと | 少なくとも1週間待ってから、問題の有無を判断する(同) |
| 同じURLを、何度もリクエストしたら | 早くなるわけではない(Google検索セントラル) |
| アナリティクスの数字 | 処理に24〜48時間かかることがある。リアルタイムの表示は、通常数分(アナリティクスヘルプ) |
| Search Consoleの最新データ | 暫定値で、数時間以内に変わる場合がある(Search Consoleヘルプ) |
② 1か月まで:見る習慣をつける
最初の1か月は、数字が小さいことが多く、日によって増えたり減ったりします。1日の増減に一喜一憂せず、「週ごと」「月ごと」で見ると、落ち着いて判断できます。
まず、次の4つの用語を、おさえておきます。
| 用語 | 意味(Googleの説明) | 見るときの考え方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | サイトへのリンクが、Googleで表示された回数 | まず「見つけてもらえているか」の目安 |
| クリック数 | Googleからサイトへのリンクがクリックされた回数 | 表示された中で、実際に来た人 |
| クリック率(CTR) | クリック数 ÷ 表示回数 | たとえば、表示100回・クリック5回なら5% |
| 平均掲載順位 | クエリごとの最上位の順位を、全クエリで平均した値 | 1が1位。表示されなかったクエリは含まれない |
平均掲載順位は、少し分かりにくい数字です。たとえば、ある言葉では2位・4位・6位に出ていて、別の言葉では3位・5位・9位に出ていたとします。Googleの計算では、それぞれの最上位(2位と3位)を平均するので、2.5位になります。
③ 1〜3か月:見られたページと、来た経路を見る
- どのページが、いちばん見られたか
- 検索から来たのか、インスタや地図から来たのか
- 表示はされているのに、クリックされていないページはないか
お店の場合は、検索よりも、インスタ・地図・名刺のQRコードから来る人のほうが多いこともあります。どこから来ているかが分かると、次に力を入れる場所が決まります。
見る順番は、次のようにすると、直す場所が決めやすくなります。
| こんなとき | まず見ること |
|---|---|
| 検索に出てこない | Search Consoleの「URL検査」で、インデックスの状況を見る。Googleが挙げる原因の例は、robots.txt・noindex・パスワード保護でのブロック、サイトマップがない、内部リンクが少ない、など |
| 表示はされるが、少ない | ページに、お店の業種・地域・サービスが、分かる言葉で書かれているか(当方の考え) |
| 表示されるが、クリックされない | タイトルと説明文が、中身を正しく伝えているか |
| 見られているが、問い合わせがない | ボタンの位置、電話・予約・LINEの導線、料金や営業時間が見つかりやすいか |
| 検索よりも、他から来ている | アナリティクスで、インスタ・地図・QRコードなど、どこから来ているかを見る |
④ 3か月以降:数字を見て、直す場所を決める
見る頻度の目安は、次のとおりです(当方の考えです)。
| 頻度 | 見ること(当方の考え) |
|---|---|
| 週1回(5分) | 表示回数・クリック数が、先週と比べて増えたか減ったか。大きな変化がなければ、何もしない |
| 月1回(30分) | よく見られたページ、来た経路、問い合わせの数。先月と比べる |
| 3か月ごと | 数字を見て、直す場所を1〜2つだけ決める。いっぺんに直さない |
いっぺんに、たくさん直すと、何が効いたのか分からなくなります。1回に1〜2つだけ直して、次の月に数字を比べるのがおすすめです。
お店の場合の、もうひとつの入口:Googleビジネスプロフィール
実際に来店できるお店は、Googleマップや検索に店舗情報を出す「Googleビジネスプロフィール」も、使える場合があります。Googleのガイドラインでは、掲載できるのは、顧客が訪れられる実在の店舗・拠点、または顧客のところに出向くビジネスとされています。
私書箱や、実際にサービスを提供していない住所(バーチャルオフィスなど)は、掲載できません。ビジネス名に宣伝文句を入れることも認められていません。ガイドラインに違反すると、プロフィールが停止される場合があります。
AIの検索機能も、特別な対策は要らない
最近は、検索結果にAIの回答(AI OverviewsやAIモード)が出ることがあります。Googleは、これに表示されるために、特別な要件や追加の最適化は必要ないと説明しています。基本は、ふつうの検索結果に表示される条件(インデックスされていること、など)を満たしていることです。
AI用の特別なファイルやマークアップを、足す必要もないとされています。ただし、条件を満たしていても、Googleがクロール・インデックス・表示することは、保証されません。
当方(HAJIMARI LABO)の場合
- サイト制作に、検索・アクセス解析の初期設定が含まれます(ページごとのタイトル・説明文、Googleアナリティクス・Search Consoleの連携、画像の圧縮・最適化)。
- 公開後は、「保守・運用」(月額5,000円〜)に、月1回のレポートが含まれます。どれくらい見られたか、どこから来た人が多いかを、先月と比べてお伝えします。
※レポートの対象は、当方でWordPressの新規サイトを制作したお客様です。検索結果での表示順位や、アクセス数・売上の増加は、お約束できません。数字を見て、次の一手を一緒に考える形です。
サイト制作は、トップページ+2ページ込みで、250,000円〜です(現在はモニター価格200,000円〜)。プライバシーポリシー・運営者情報は、ページ数に含めず、基本料金に含みます。詳しくはお店のホームページ制作のページをご覧ください。
ご相談は、お問い合わせフォームから受け付けています。「まだ何も決まっていない」という段階でも大丈夫です。
関連記事
関連ページ
参考にした記事・資料
- Googleにウェブサイトの再クロールをリクエストする(Google検索セントラル)
- Google検索で自分のページが見つからない場合(Search Consoleヘルプ)
- サイトの所有権を確認する(Search Consoleヘルプ)
- サイトマップ レポートを使用してサイトマップを管理する(Search Consoleヘルプ)
- 表示回数、掲載順位、クリック数とは(Search Consoleヘルプ)
- データの保持(アナリティクスヘルプ)
- データの更新頻度(アナリティクスヘルプ)
- Googleに掲載するビジネス情報のガイドライン(ビジネスプロフィールヘルプ)
- AI機能とウェブサイト(Google検索セントラル)

