月額制・低料金ホームページの落とし穴

月額制・低料金ホームページの落とし穴

「ホームページが月額9,800円で作れる」「初期費用0円」という広告を見て、気になったことはありませんか。

安く始められること自体は、悪いことではありません。ただ、契約の中身によっては、あとから「思っていたのと違った」となりやすい部分があります。

この記事では、月額制・低料金のホームページで、契約前に確認しておきたい点を、調べた内容をもとに整理しました。特定の会社を批判する記事ではありません。

結論:安いかどうかより「やめたときにどうなるか」を先に確認する

月額制は、総額で見ると、買い切りより安く済む場合もあります。一方で、契約期間・解約後・名義の3点が決まっていないと、安さの代わりにお店が自由に動けなくなることがあります。

金額の比較より先に、「やめたいと思ったとき、どうなるか」を確認するのが、いちばんの近道です。

月額制ホームページの相場

参考にした記事によると、月額制(サブスク型)の料金は、おおむね次のような幅でした。

  • 月額:5,000〜20,000円(多くは5,000〜15,000円)
  • 初期費用:0〜30,000円(オリジナルのデザインや撮影を含む場合は3万〜5万円以上)
  • 月額1万円未満:テンプレートを使った5〜10ページ程度、修正回数に制限がある場合が多い
  • 月額1万〜2万円:カスタマイズ、基本的なSEO、問い合わせフォーム、ブログなど

契約前に確認したい5つのこと

確認することなぜ大事か
最低契約期間は何か月か初期費用0円の場合、月額で回収する前提のため、12〜36か月の縛りがある例が紹介されています
途中解約すると何が起きるか違約金や、残りの期間の支払いが発生する契約もあります
解約後、サイトはどうなるか支払いを止めるとサイトが消える(非公開になる)契約があります
ドメイン・サーバーは誰の名義か業者名義だと、解約でURLやメールアドレスも使えなくなります
月額に何が含まれるか更新の回数、ページ追加、写真の入れ替えが別料金になることがあります

特に、ドメインとサーバーの名義は見落とされがちです。参考にした記事でも、ドメインはお店の名義で取得するよう勧められていました。名刺やチラシに載せたURLも、ここで決まります。

3年・5年で、総額はどう変わるか

「月額制は、結局高くつく」と言われることがありますが、条件によって変わります。参考記事の例では、次のようになっていました。

期間買い切り(40万円+保守月5,000円)月額制(月額1万円・初期0円)
3年(36か月)58万円36万円
5年(60か月)70万円60万円

この例では、5年たっても月額制のほうが安く済んでいます。ただ、月額が2万円になると、同じ計算で3年は72万円、5年は120万円になり、買い切りを上回ります(当方の試算)。

総額の比べ方の例(買い切り vs 月額制) 買い切り(40万円) 月額1万円 月額2万円 当方 0万円 30万円 60万円 90万円 120万円 58万円 36万円 72万円 43万円 3年 70万円 60万円 120万円 55万円 5年 ※買い切りは保守月5,000円込み。月額2万円と当方の例は当方の計算(サーバー・ドメイン費用は別)

つまり、「月額が安いかどうか」は、月額の金額と、使う期間で決まります。長く使うつもりなら、期間を伸ばして計算してみてください。

当方の場合も、同じように計算してみます。トップページ+2ページ込み(250,000円〜)に、保守・運用(月5,000円〜)を続けた場合、3年で43万円、5年で55万円です。サーバー・ドメイン費用(年間数千円〜が目安)は含みません。

3年までは、月額1万円の月額制のほうが、安く済みます(36万円と43万円)。5年だと、当方のほうが少し安くなります(60万円と55万円)。使う期間が短いなら、月額制のほうが向いている場合もあります。

月額制が向いている人、買い切りが向いている人

月額制が向いている買い切りが向いている
期間まず1〜2年、小さく試したい3年以上、長く使うつもり
お金の出し方初期費用を抑えたい総額を抑えたい、資産として持ちたい
更新お店の更新は少ない・簡単でよい写真や内容を入れ替えながら育てたい
ドメイン業者に任せてもよい自分のURLを長く使いたい

どちらが良いかは、お店の状況によります。大事なのは、自分がどちらの前提で契約しているかを分かっていることです。

契約書に入る前に、聞いておきたい質問

  • 「解約したあと、サイトのデータは受け取れますか?」
  • 「ドメインとサーバーは、誰の名前で契約しますか?」
  • 「最低契約期間と、途中解約のときの費用を教えてください」
  • 「月額に含まれる更新は、月に何回までですか?」
  • 「3年・5年使った場合の総額を、見積もりで出せますか?」

これらに、すぐに文章で答えてくれるかどうかも、判断材料になります。口頭だけの約束は、あとから確認しにくいので、メールなど記録に残る形でもらうのがおすすめです。

当方(HAJIMARI LABO)の場合

当方は、月額制ではなく、初期費用をいただく形です。サイト制作は、トップページ+2ページ込みで、250,000円〜です。プライバシーポリシー・運営者情報は、ページ数に含めず、基本料金に含みます。

初期費用は、月額制より高く見えるはずです。上の計算のとおり、短い期間なら、月額制のほうが安いこともあります。そのかわり、次のような作り方をしています。

  • サーバー・ドメインは、お店ご自身の契約です。依頼先を変えても、サイトはそのままお使いいただけます。
  • 公開後の更新は「保守・運用」(月額5,000円〜)としてご用意していますが、サイトそのものの利用には必須ではありません。
  • 検索結果での表示順位や、アクセス数・売上の増加は、お約束できません。

どちらが正解という話ではなく、「何にお金を使っているか」の違いです。詳しくはお店のホームページ制作のページをご覧ください。

ご相談は、お問い合わせフォームから受け付けています。「まだ何も決まっていない」という段階でも大丈夫です。

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